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老犬介護の主役はあくまでも、飼い主さんです。
老犬介護士の仕事は、あくまでも、老犬とその飼い主さんが少しでも長く、快適に過ごせるためのお手伝いをすることです。でも、老犬介護の主役は、最後の最後まで、飼い主さんだというのが、私たちの考え方です。
なぜなら、年老いて、例え認知症になったとしても、犬にとっては、飼い主さんがすべてであり、飼い主さんに世話をしてもらうことを絶対に望んでいるはずです。
もちろん、老犬介護士は、老犬に対しても、直接支援や介護をします。飼い主さんが知らない、または出来ないような介護をすることもあります。
しかし、それは飼い主さん自身が、元気に、明るく、最後の最後まで前向きに老犬の世話をできるようにするためのことだと思っています。
老犬の飼い主さんは、最後まで、自分が愛犬にとって、唯一無二の存在であることを忘れてはいけないと思います。その気持ちに少しでも役立ちたいから、私たちも、出来る限りのことを、その老犬と飼い主さんのために行っていきたいのです。
犬は、どんなに小さい時に迎えても、その寿命を全うすれば必ず飼い主さんの年齢を実質的に上回り、飼い主さんよりも先に天国へと旅立ちます。
その寿命は大型犬では10〜15年年くらい、小型犬でも、15〜20年ぐらいです。10年、20年は生活をしている中では決して短い時間ではありません。でも、愛犬と過ごした10年、20年を思うとき、必ず、もっと一緒にいたいと思うはずです。
つまり、過去を思うとき、どんなに長い時間でも、その時間は一瞬にも感じてしまうものだと思います。
年老いた愛犬には、飼い主さんはいろいろなことをしてあげなければいけないでしょう。でも、それまでにその愛犬が与えてくれたものを考えれば、老犬になってどんなに返そうとしても、返しきれるものではないと思います。
老犬になった愛犬と過ごせる時間はそう長くはありません。老犬になったからこそ、感じさせてくれるいとおしさもあると思います。
年老いた愛犬と、少しでも長く一緒に暮らすためにはどうしたらよいのか、すべての飼い主さんに考えてもらえるような努力をすることも、私たちの仕事だと思っています。
私たちは、老犬とその飼い主さんが少しでも長く一緒にいられるようなお手伝いをします。でも、老犬介護の主役は最後の最後まで、飼い主さんであり、犬にとって、飼い主さんは最後の最後まで、唯一無二の存在であることを自覚してもらえれば、それが一番ありがたいことだと思います。