7. 私が年を取っても、仲良くしてください。
Take care of me when I get old.
7番目の約束 「私が年を取っても、仲良くしてください。」
人間も年をとります。そして、犬も年をとります。しかも、犬は人間よりも年を取るスピードは断然早いのです。
小さな子犬から飼い始めても、いつの間にか犬は自分の年齢を超えて、そしてほとんどの場合、飼い主さんよりも先に逝ってしまいます。
かわいく遊びまわった子犬の時期はとても短く、ほとんどの場合、生後1年ぐらいまでです。成犬になるにつれて、犬も落ち着いてきて、はしゃぐように遊ぶことも少なくなってきます。そして、ある時期が来ると、今まで登れた階段が登れなくなったり、運動能力にも衰えが見られるようになります。
そして、白内障で目が見えなくなってきて、耳も聞こえなくなり、強力な臭覚まで、衰えてしまいます。
最後には、飼い主さんもわからなくなるぐらい、痴呆が進んでしまうこともあるのです。
でも、どんなになっても、飼い主さんの愛犬であることには変わりありません。
歩けなくなっても、自分で排泄ができなくなっても、寝たきりになっても、愛犬であることだけは永久に変わりません。
人間とまったく同じです。年老いた家族の世話をするように、どんなに老衰した犬にでも、犬ができなければ、飼い主さんがそれを手伝ってあげる、愛情を持って世話をしてあげることは人間として、当然のことだと思います。
でも、現実は必ずしもそうではないこともあるようです。とても残念なことですが・・・・・・。
老衰して世話が大変だからという理由で、捨てられる犬、保健所へ持ち込まれる犬が少なくないのが現実です。
犬はものではありません。おもちゃではありません。
心を持った、生きている動物です。人間と同じです。
命ある限り、世話をしていくのが、飼い主としての義務であり、義務と言われなくても、普通の心を持つ飼い主さんであれば、当然行うことだと思います。
でも・・・、繰り返しになりますが、現実はそうは思わない人間も少なからずいる、のでしょう。
これは必ずしも犬に対してだけではないようです。
また、年老いている、ということとも関係なく、命というものが以前に比べて大事にされない世の中になっているように、多くの方が感じているのではないでしょうか。
子供の娯楽としてのゲームが、科学技術の進歩とともに、ビジュアル的にも、とても現実に近いものになり、まるで映画のような画面で、自分の思うようにゲームの主人公を動かし、相手を倒していく・・・。
そして、そのゲームと現実の境界がなくなってしまう人間も現れ始めている、それが現在です。
いわゆるホームレスの人を、少年が襲撃したり、特に理由もなく、何もかかわりのない人を次々と襲ったりする青年がいる・・・。
でも、まだまだ人間として大事な心を持っている方もたくさんいらっしゃると思います。世の中は常に変わっていきます。これからどういう方向に向かうのかは、私たちがどうするかにかかっています。
医療技術の進歩により、人間の高齢化への対応が社会問題にもなっています。
そして、これは犬に対しても同じです。獣医学の進歩により、犬も以前よりも高齢化が進んでいます。高齢化した犬にいかに愛情を持って接していくか、また、何をしてあげればよいのか、これが愛犬家のひとつの課題にもなりつつあります。
でも、時代がどう変わろうとも、飼い主の愛犬に対する愛情は犬の命ある限り変わらないと信じます。
次に8番目の約束です。
8. あなたには学校もあるし友達もいます。でも、私にはあなたしかいません。
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