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10. 私が死ぬとき、お願いです。そばにいてください。
    そして、どうか覚えていてください。
    私がずっとあなたを愛していたことを。

      Go with me on difficult journeys.
      Everything is easier for me if you are there. Remember I love you....

最後の10番目の約束 「私が死ぬとき、お願いです。そばにいてください。そして、どうか覚えていてください。私がずっとあなたを愛していたことを。」 

何度読んでも、この文章はとてもせつなく、思わず涙があふれてしまいます。

「犬と私の10の約束」の映画の中でも、子供のあかりちゃんが、お母さんからこの10番目の約束を聞かされた時に、「そんなこと言わないで」と言っていました。このときのあかりちゃんは、犬だけでなく、病気のお母さんからこの言葉を言われたことに、お母さん自身のことも頭をよぎったものと思いますが・・・。

犬のことだけを考えたとしても、あったばかりの小さな子犬の前で、この子犬が年老いて死ぬ時のことなんて、聞きたくはありませんよね。

これから一緒に暮らしていこうという子犬と、その子犬が死ぬ時の約束と言われても、そんなこと自体、想像したくもないというのが、どんな飼い主さんでも思うことだと思います。

でも、9番目の約束「私は10年くらいしか生きられません。だから、できるだけ私と一緒にいてください。」と一緒に考えると、この約束こそ、迎えた時に約束すべきことなのかもしれません。

どんなに小さいうちに子犬を迎えても、その子犬が成長し、ほとんどの場合、どこかで犬の方が飼い主さんより年上になり、そして、犬が年老いて、飼い主さんよりも先に逝ってしまいます。

そして、犬の生涯は、10年から20年ぐらいです。10年といえば、生まれた子供が小学生の半ばぐらい、20年といえば、成人になるくらいの期間です。決して短い時間ではありません。

でも、それが一生ということであれば、全く違います。人間の平均寿命が80歳ぐらいまで伸びている現在、犬の寿命は、長くても人間の1/4、大型犬などは1/8ということになります。

この長くて、短い10年、20年という歳月を犬と一緒に暮らす間、犬も年老いていきますが、人間も大きく変わっていきます。もし、子供のうちに飼い始めれば、成人して、もしかしたら結婚して、子供もうまれているかもしれません。

飼い主さんの環境が変わっても、最後まで一緒に暮らし、生きている犬の最後の瞬間まで一緒にいてあげることが、飼い主さんの務めです。

でも、前頁でお話したように愛犬チロに対して、私たち家族はそれができませんでした。最後の瞬間の、その直前と直後は一緒にいてあげましたが、最後の瞬間そしてその前後数時間は、いてあげられませでした。

いろいろと偉そうに書いてきましたが、肝心なところで私たちはこの約束を守れませんでした。

チロに対しては、本当に申し訳ない気持ちですが、家族みんながチロのことを大好きだったことだけは、チロはわかってくれていたと思います。

犬にとっては、飼い主さんだけしかいません。そして、その飼い主さんを犬は、生涯愛し続けます。私たちが、犬を愛するように、犬も、私たちを愛してくれていたことを、私たちも命ある限り、覚えておいてあげなくてはいけないと思います。

「私が死ぬとき、お願いです。そばにいてください。そして、どうか覚えていてください。私がずっとあなたを愛していたことを。」

やはり、何度読んでも、この文章はとてもせつなく、思わず涙があふれてしまいます。

でも、あえてこのせつなく、そしてとても大事な約束を、犬と暮らし始める時の最後の約束として、しっかりとかわし、守ってあげられるようにしたいですね。

今飼っている愛犬たちとも、改めて、この10の約束をして、それを守っていきたいと思います。

10の約束について、いろいろと書いてきましたが、これはあくまでも、私がこの約束を読んで、感じたり、考えたことです。でも、この約束を読んだ人は、読んだ人それぞれに、感じたり、考えたりすることは違っているかと思います。犬を扱う仕事をしている人間として、私は、こういう風に感じ考えている、ということをお伝えするものですので、他の感じ方や、考え方を否定したりするものでは全くありません。

むしろ、いろいろな見方、考え方があってよいのではないかと思っています。でも、犬を愛する人が読めば、何かを感じる「10の約束」であることは、間違いないにではないでしょうか。

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 1.私と気長につきあってください。

 2.私を信じてください。それだけで私は幸せです。

 3. 私にも心があることを忘れないでください。

 4. 言うことを聞かないときは、理由があります。

 5. 私にたくさん話しかけてください。人の言葉は話せないけど、わかっています。

 6. 私をたたかないで。本気になったら私のほうが強いことを忘れないでください。

 7. 私が年を取っても、仲良くしてください。

 8. あなたには学校もあるし友達もいます。でも、私にはあなたしかいません。

 9. 私は10年くらいしか生きられません。だから、できるだけ私と一緒にいてください。

 10. 私が死ぬとき、お願いです。そばにいてください。そして、どうか覚えていてください。
     私がずっとあなたを愛していたことを。

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