ジャーマンシェパードはとても賢い犬種です。これは、警察犬を初めてとして、いろいろな用途で使役犬として活躍していることからもわかると思います。この賢さは、訓練タイプのみならず、ショータイプでもまったく同じか、それ以上かもしれません。
そして、とても従順な犬種でもあります。特に飼い主とその家族に対する従順さは特に強いものがあります。そして、とても遊び好きで、甘ったれなワンちゃんでもあるのです。
しかし、世間一般でのイメージは、必ずしもこのようなものではないかもしれません。残念ながら、昨年も、ジャーマンシェパードに咬まれるという事故が起こってしまいました。
このような事件が起こると、どうしても、世間のイメージは、ジャーマンシェパードは怖い犬というふうになってしまいます。これはとても残念なことです。
確かに、ジャーマンシェパードを怖い犬にすることは難しくありません。そういう訓練を入れればいいのですから。また、安定した性格など考慮せず、気性の荒いジャーマンシェパードを交配してれば、気の荒いジャーマンシェパードもいるでしょう。
しかし、例えそういうジャーマンシェパードであったとしても、人を咬んでしまうというようなことが起こるのは、飼い主の飼育管理の不備が最も大きな原因だと思います。
昨年のジャーマンシェパードによる事故も、何らかの原因により、ジャーマンシェパードがゲージから出てしまったことによるものだったと思います。
ただし、通常、しっかりと躾の入ったジャーマンシェパードであれば、例え、ゲージから逃げ出して、知らない人と遭遇うしたとしても、人に咬みつくということはまずないと思われます。
躾の問題、また犬に相当なストレスがかかっていたなどのことも、充分に考えられます。また、ある程度躾けられていても、トリッキーな動きをするもの、たとえば、子供の遊んでいる動きなどに本能的に反応してしまうこともあるかもしれません。
したがって、ジャーマンシェパードの飼い主は、しっかりとした躾をして、逃げ出すことがないようにしっかりと管理することが絶対に必要です。ノーリードで道を歩いているジャーマンシェパードを見たら、例え、そのジャーマンシェパードが全く人を咬むことがないような犬であったとしても、見た人は、驚き、恐怖を感じてしまうでしょうから。
ジャーマンシェパードは、とても賢く、従順で、人懐っこいワンちゃんです。その飼い主である以上は、そのジャーマンシェパード本来の良さを台無しにするようなイメージを与える事は絶対にしないように、そして、その本来の良さを少しでも多くの方にわかってもらうような努力をする必要があると思います。
小さくな愛玩犬はもちろんとてもかわいくて、心を癒してくれますが、大きなジャーマンシェパードが無邪気にすり寄って、じゃれてくるときの感触は、小型の犬では絶対に味わえないような癒し効果を、飼い主さんに感じさせてくれます。
そして散歩に連れて行っても、飼い主さんの左横にぴったりとついて歩いているジャーマンシェパードはとてもかっこよく見えるのではないでしょうか。
こんなに賢くて、従順で、かわいいジャーマンシェパードが、悪者にならないよう、全てのジャーマンシェパードの飼い主さんには、努力してほしいと思います。
また、ひとりでも多くの方に、こんなジャーマンシェパードの良さを肌で感じてほしいと思います。
ただし、ジャーマンシェパードは大型犬です。どんなに性格の良いジャーマンシェパードを飼うにしても、この体の大きさだけで、飼うと決めた時には、しっかりとした心構えが必要です。
